ChâteauPapeClément / パプ・クレマンシャトー・パプ・クレマンは、ボルドーで最も古いグラン・クリュの一つである。ペサック近郊の有名なシャトー・オーブリオンから数キロのところに位置しているもともとの所有者の1人、ベルトラン・ド・ゴは1299年にこの田舎の地所を買い取り、彼はフィリップの御世であった1305年に教皇に選出され、その6年後に法王クレマン五世となった。※パプ・クレマンとは教皇クレマンの意味以来フランス革命があるまで、シャトー・パプ・クレマンはボルドー大司教に属し、7世紀にわたりワインは途切れることなく造られていた。現在、運営は、ベルナール・マグレが担い、多大な情熱とエネルギーを注ぎ込んでいる。1950年から1970年代初めにはパプ・クレマンの品質を疑う者などいなかったので、細部への注意不足や、設備への投資を怠ったことから、1975年以降、質の低下が深刻なものとなった。その後の10年にこのシャトーがつくったワインはしばしばカビ臭く、新鮮さに欠け、大変出来の悪いものだった。しかし、それは1985年、若くて熱心なベルナール・プジョルが雇い入れられて終わりを告げた。プジョルには、パプ・クレマンの品質を復活させるための全責任が与えられ、その最初の結果が深遠なる1986年に表れた後は、偉大なオーブリオンやラ・ミッション・オーブリオンに近づき、肩を並べるほどになってきている。しかしプジョルは1990年代の後半に辞し、ベルナール・マグレは醸造においては世界のワインを知り尽くしたワイン醸造コンサルタント、ミシェル・ロランを雇い、最高品質のワインを造り出しているのである。砂利質の土壌の上にあり、よくできたときには魅惑的で抗しがたいブーケがあり、タバコとミネラルの強い香りと混じり合ったたっぷりとした黒系果実の香りがする。メルロの割合が比較的高いため、ごく若いうちから飲めるし、最高のヴィンテージには数十年間熟成し続けるものもある。1980年代後半の5年でパプ・クレマンはボルドーの花形の1つになり、2001年、2000年、1998年、1996年、1990年、1988年、1986年といった深遠なワインを生み出した。≪ボルドー第4版より抜粋≫ |
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